1996年

ノヴェンバー・ステップス 武満徹の世界


弦楽のためのレクイエム(岩城宏之指揮、NHK交響楽団)
ノヴェンバー・ステップス(井上道義指揮、日本フィルハーモニー交響楽団)
映画「砂の女」より(オリジナル・サウンドトラック)
映画「切腹」より(オリジナル・サウンドトラック)
映画「乱」より(岩城宏之指揮、札幌交響楽団)
KICC 197(1996)

[録音データ]
音源提供:「乱」ヘラルド・エース、グリニッジ・フィルムプロダクション
横笛:鯉沼廣行
収録:1985年4月、千歳市民文化センター
キングレコード


寸評1:有名な黒澤映画「乱」の音楽担当オーケストラは武満の要望で札響が選ばれた。サウンドトラックのため音響効果を駆使した非常に劇的な録音であるが、素晴らしい出来である。 冒頭の鯉沼廣行の横笛は心奪われそうなほど迫力があり、見事である。この序奏に続いて演奏されているのはOtakaのCD(CHAN9876)の"Ran"の第4章の部分にあたる。どちらの演奏も武満の好んだ札響独特の繊細で透明感のある響きが味わえるが、音楽自体は重苦しく悲哀に満ちている。 聴いていて気付いたが、この音楽、加古 隆の「パリは燃えているか」に影響を与えたに違いない(S.W.2004.2.16)。

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